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慢性腎臓病とは?

こんにちは。少しずつ暖かくなり、春を感じる季節となりました。

毎年3月には全世界各地で「世界腎臓デー」のイベントが開催されます。

そこで今日は、「慢性腎臓病」についてお伝えしたいと思います。



○腎臓ってどんな臓器?

腎臓は、体の背中側左右にひとつずつあります。腎臓は、不要な老廃物や水分を尿として体外へ排出し、体内の水分や塩分量を調節する働きがあります。さらに、骨の維持に必要なカルシウムの吸収を促すビタミンDを活性化させたり、赤血球の産生を促すホルモンを分泌する役割があります。

○慢性腎臓病とは?

慢性腎臓病とは、腎臓の機能が正常の60%未満になり、尿たんぱくが慢性的に出ている状態が3カ月以上持続する場合に診断されます。また、腎機能に応じて1~5段階に分類されます。日本には現在国民の8人に1人、約1,300万人もの慢性腎臓病の患者がいると推計されています。しかしこの慢性腎臓病は自覚症状がほとんどないため、気付かない内に進行していきます。

○慢性腎臓病の原因

慢性腎臓病の原因は糖尿病や高血圧などの生活習慣病があげられます。血糖が高くなると過剰なブドウ糖は腎臓の血管を傷つけ、負担がかかります。また、血圧が高い状態が続くことで腎臓の血管の動脈硬化が進み、腎機能の低下を加速させてしまいます。他には、腎臓自体の病気や加齢によっても腎機能は低下します。

○放置は怖い、慢性腎臓病の影響!

腎臓の働きが低下すると水分や塩分・老廃物が排泄できなくなるため、血液量が増えます。また、血液中のリンなどの物質が増加し、血管が傷つくことで固くなります。そのため、心臓はより強い力で血液を送り出さなければならなくなり、心臓に負担がかかります。さらに、貧血や骨粗しょう症などの病気のリスクが高くなります。慢性腎臓病が進行し、腎機能の回復が難しい場合は、人工透析や腎移植などの治療が必要になります。



○腎臓病の予防策は?

・生活習慣を整える

喫煙や睡眠不足、肥満も腎臓にダメージを与えてしまいます。喫煙している方は禁煙する、しっかり休養をとる、適正体重を守るなど、日々の生活習慣を整えることが慢性腎臓病の予防となります。

・腸内環境を整える

便秘によって悪玉菌が増えると「尿毒素」が作ら、腎臓病が悪化することがわかっています。乳酸菌や食物繊維の摂取を心掛け、腸内環境を整えましょう!

・脱水に注意する

脱水になると腎臓に負担をかけてしまいます。こまめに水分補給をしましょう。

・早期発見のために、毎年血液検査や尿検査を受ける。

腎機能の働きはeGFRという血液検査の項目でチェックできます。eGFRは、血清クレアチニンという老廃物の数値と年齢・性別から計算で算出します。そのため、eGFRの値は年齢・性別によっても差があります。eGFR は60ml/分/1.73㎡未満の場合は慢性腎臓病が疑われるため、内科や腎臓内科への受診をおすすめします。

今回は慢性腎臓病についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

生活習慣を整えて慢性腎臓病を予防しましょう。

参考文献:国民衛生の動向2018、NHK今日の健康2019年2月号、日本腎臓学会のホームページhttps://www.jsn.or.jp/

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