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秋のアレルギー対策

皆さん、こんにちは。夏の暑さもようやく和らぎ、秋の気配を感じ、紅葉の色づく季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?この時期に咳やくしゃみが出て「風邪かな?」と感じる方はいらっしゃいませんか?もしかしたらそれは秋のアレルギーかもしれません。

今回は秋のアレルギーについてお話をしていきます。


※写真 ブタクサ

◆秋の花粉症 

花粉症と言えばスギ花粉などで春に流行するイメージが強いと思いますが、秋にも花粉症があることをご存知でしたか?毎年のように秋になると鼻、のど、気管に不調が出て症状が長く続くといった場合、それは花粉症が原因かもしれません。

◆秋の花粉症の種類

秋の花粉症の主な原因としては、空き地などに繁殖する雑草で、キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラ、イネ科のカモガヤが代表的なものとされています。これらの草が開花期を迎える9~11月に花粉が飛散し、花粉症を引き起こします。

主な育成場所は、道端、公園、河川敷などの身近な場所が多く、春花粉のスギやヒノキと比べて背丈が低く、飛散距離は数十~数百メートルで通常あまり広範囲には飛散しません。

◆秋の花粉症の症状

春・秋に共通する花粉症の症状として、くしゃみやサラサラした鼻水、鼻づまり、眼の充血や痒み、皮膚の痒み、熱っぽい感じなどがあります。秋の花粉症で注意すべき症状は、のどからの気管の症状です。春に飛散するスギなどの樹木からの花粉は粒子径が大きく、鼻粘膜で留る為、鼻水やくしゃみなどが症状の中心となります。

一方、秋の花粉症では、粒子径が小さいため花粉がのどの奥に入りイガイガなど強い違和感を生じたり、気管まで入り込んで喘息のような症状を引き起こす場合が多くみられます。

◆予防方法

①マスクの着用

マスクは吸い込む花粉の量を減らし鼻の症状を少なくさせる効果が期待されます。

②うがい

うがいをすることでのどに流れた花粉を除去しましょう。

③洗顔

外出から帰ってきた際には洗顔を行い、顔についた花粉を落としましょう。

④帰宅したら衣類の花粉をはらい落とす

家の中に花粉を持ち込まないように、髪の毛や衣類をはたいてから家に入りましょう。花粉症ブラシなども有効的です。

◆ハウスダストやダニ、昆虫

花粉以外の秋のアレルゲンとして意外と知られていないのがハウスダストです。ハウスダストとは室内にたまるホコリのことで、ダニの死骸やフン、カビなどが含まれています。ダニは夏に繁殖しますが、秋となると一斉に死んでしまいます。このため、秋はダニの死骸やフンが増加・蓄積し、ハウスダストによるアレルギー性鼻炎が増えるのです。また室内アレルゲンとして忘れてはいけないのは「昆虫」です。室内アレルゲンと言えば「ダニ」が有名ですが、ダニに加えてゴキブリやユスリカ(蚊)、ガ(メイガやイガ)などの昆虫も同様に注意が必要です。昆虫は屋内に常在するものも多く、ダニと同じく昆虫の死骸やフンがアレルギーの原因となるため、生活環境の中で最も多いとされているアレルゲンです。「ガは室内にいない。」と思いがちですが、実は衣類の虫食いはイガ、お米などに発生する食品害虫はメイガでガの一種です。

◆対応法 

ハウスダストやダニが原因の場合は寝室、押し入れ、布団、シーツ、ベッド、カーペット、ぬいぐるみなどの掃除が必要です。またゴキブリが原因の場合は台所、ふろ場、洗面所などの水回り、冷蔵庫などの温度が保たれる場所などの掃除が必要です。掃除の期間が空いてしまうと鼻炎がひどくなってしまうこともあります。布団やカーペット、ぬいぐるみなどは天日に干すのもいいでしょう。掃除とともに除湿器を用いて室内の湿度を上げないことはダニの減量に効果的です。

◆こんな症状には注意

高熱・激しいのどの痛み・粘り気のある鼻水、いずれの症状(風邪特有の症状)がない上に、目のかゆみがある、連続したくしゃみが出る、水のように透明な鼻水が出る、このような場合にはアレルギーの可能性があります。


今回は、秋のアレルギーについてお話しました。日常生活で出来る対策をして症状の軽減、予防に努めていきましょう。

また、8月より当センターの人間ドック・施設内健診のオプション検査として「アレルギー検査」を導入致しました。是非ご検討ください。


参考文献

  1. アレルギー・免疫13(9),1230‐1236,2006

  2. 環境省 花粉症環境保健マニュアル‐2014年1月改定版‐Ⅲ.花粉症の予防と治療

  3. 鼻アレルギー診療ガイドライン‐通年性鼻炎と花粉症‐岡山医学会雑誌 第127巻 pp.55‐57

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