定期接種とキャッチアップ接種の対象者は公費で接種できます
定期接種対象の方とキャッチアップ接種対象の方は、公費により原則自己負担なしで接種できます。
キャッチアップ接種・・・積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対して、公平な接種機会を確保する観点から「キャッチアップ接種」として改めて公費(無料)で接種できる機会が提供されています。
*更新情報*
令和6年度に17~27歳になる女性を対象としたキャッチアップ接種対象者ならびに高校1年生相当(平成20年度生まれ)は、令和7年3月31日までに1回以上接種していれば公費で3回の接種を完了できることになりました。(経過措置:令和8年3月31日まで)
※上記以外で任意接種としてご希望される方も下記お問い合わせ先へご連絡ください。
標準的なスケジュールでは3回の接種を完了するのに6か月かかりますが、被接種者が希望し、接種医師が医学的に問題ないと判断した場合に限り、接種期間を短縮したスケジュールでも接種できます。短縮した場合でも、一定の有効性や安全性が認められています。
公費助成対象となる方
定期接種
小学6年生~高校1年生相当の女子
(平成20年4月2日~平成25年4月1日生まれ)
キャッチアップ接種
平成9年度~平成19年度生まれで過去に子宮頸がんワクチンの合計3回の接種を完了していない女性
(平成9年4月2日~平成20年4月1日生まれ)
公費接種の際は、市町村より送付された予診票をお持ちください。詳細は各市町村にお問い合わせください。
接種回数および接種期間
接種時の年齢や、ワクチンの種類により、2回もしくは3回の接種が必要であり、通常、接種の完了までには最短でも約6ヶ月間かかります。
定期接種対象の方
高校1年生相当の年度の3月31日まで。
*高校1年生相当は更新情報をご確認ください。
キャッチアップ接種対象の方
令和7年3月31日まで。
*更新情報をご確認ください。
ワクチンの種類
子宮頸がんの原因の9割以上を占めるといわれるのがHPV(ヒトパピローマウイルス)です。HPVには200種類以上の型があり、がんになりやすい型は14種類ほどあります。特に16型、18型は、がんになりやすいとされています。ワクチンは3種類あります。
日本でも、2価、4価、9価の3種類のワクチンが承認されています。2価ワクチンは、16型・18型に対応、4価は、16型・18型と6型、11型に加え、性感染症の一種である尖圭コンジローマも予防できます。9価は、4価にさらに5種類(31,33,45,52,58)の型を加えてがんを予防するもので、令和2年に承認されました。
金額
公費助成の対象となる方は、原則自己負担はありません。
令和5年4月よりシルガード9も公費で接種が受けられるようになりました。
自己負担の場合
サーバリックス(2価) :16,000円 (税込)
ガーダシル(4価): 16,000円 (税込)
シルガード9(9価): 27,500円 (税込)
男性のワクチン接種
アメリカやイギリス、フランスなど海外では男性の接種も公費で助成する国は多くあります。HPVの感染を防ぐことでパートナーを感染から守ることができるのに加え、咽頭・肛門がんなど自身の病気のリスクも減らせることが確認されています。
日本の場合、男性への接種が承認されているのは4価のみで、当センターでも接種していただけます。また、現時点では、男性が接種する場合は、ごく限られた一部の地域を除き公費助成はなく、原則自己負担になります。
ガーダシル(4価): 16,000円 (税込)
お問い合わせ・ご予約先
医事課 055-223-3635
(平日 8:30~12:00 / 13:00~17:00)