10月は「がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間」です
がんは、昭和56年より我が国の死因の第1位であり、令和3年には年間約38万人が亡くなっており、今後とも、人口の高齢化に伴い死亡者数の増加が見込まれています。
○日本人の死因(2020年)

「心疾患」は「心疾患(高血圧性を除く)」、「血管性等の認知症」は「血管性及び詳細不明の認知症」である。
出典:厚生労働省「2020年人口動態統計(確定数)」
がんによる死亡者数を減少させるためには早期発見・早期治療が重要であることから、がん対策基本法(平成18年法律第98号)第14条において、国及び地方公共団体はがん検診の受診率の向上に資するよう、がん検診に関する普及啓発その他の必要な施策を講ずるものと定められています。
このことから厚生労働省は、10月を「がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間」と定め、がん検診への関心を国民に深めてもらう取り組みを行っています。
私たちJA山梨厚生連も、毎年10月はこのキャンペーンに協力し、特設ページの開設をはじめとした様々な取り組みを行っています。
山梨県のがん検診受診率の目標は「60%」!
山梨県は全国に比べると受診率が高く、平成28年の国民生活基礎調査結果において、子宮頸がん検診以外の胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん検診で目標の受診率50%を達成しています。これを受け、山梨県では第3次がん対策推進計画において、がん検診受診率「60%を」目標に掲げています。
○山梨県のがん検診受診率(%)
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胃がん(男女) 40〜69歳/過去1年間 |
大腸がん(男女) 40〜69歳/過去1年間 |
肺がん(男女) 40〜69歳/過去1年間 |
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| 全国 | 42.4 | 44.2 | 49.4 |
| 山梨県 | 50.7 | 53.9 | 61.2 |
| 都道府県順位 | 5位 | 2位 | 3位 |
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乳がん(女) 40〜69歳/過去2年間 |
子宮頸がん(女) 20〜69歳/過去2年間 |
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| 全国 | 47.4 | 43.7 | |
| 山梨県 | 58.6 | 49.8 | |
| 都道府県順位 | 3位 | 3位 |
出典:令和元年(2019)国民生活基礎調査
山梨県の課題は「精密検査」の受診率が低いこと
がん検診の受診率が高い一方で、山梨県は精密検査が必要とされた方の医療機関受診率(精密検査受診率)が全国に比べて低いという課題があります。
精密検査(二次検査)は、一次検査で病変が疑われた箇所を詳しく検査し、がんであるかどうかを確認するための検査です。がん検診の目的は自覚症状のない早い段階でがんを発見して早期に治療することですから、疑いのある部分ががんであるかどうかを診断する精密検査はとても重要です。少しでも疑いのある場合は精密検査の対象になりますので、精密検査の結果、異常はなかったというケースも多くあります。恐れず怖がらず、しっかりと医療機関で検査を受けましょう。早く見つけて早く治療すれば、9割以上が治るというデータもあるのです。
○精密検査受診率(%)
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胃 50〜74歳 |
大腸 40〜74歳 |
肺 40〜74歳 |
乳房 40〜74歳 |
子宮頚部 20〜74歳 |
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| 全国平均 | 82.2 | 71.4 | 83.8 | 89.2 | 75.5 |
| 山梨 | 83.4 | 68.9 | 80.5 | 86.1 | 67.8 |
| 都道府県順位 | 28位 | 40位 | 36位 | 37位 | 44位 |
平成30年度(2018)
出典:国立がん研究センターがん情報サービス
一緒に楽しく学ぼう!「がんクイズ」

知っているようで実は意外と知らない、がんのこと。
がんってどんな病気? 胃検査のバリウムの正体は??
クイズで楽しく、がんについて学んでみましょう!
もっと知ろう、がんのこと。
がん関連の情報はインターネットでも広く公開されています。
小学校・中学校・高校でも「がん教育」が必修となり、がんに関する知識、予防につながる生活習慣、定期的な検診の大切さといった内容を若いうちから学ぶ時代になりました。
正しい情報を常に収集し、ヘルスリテラシー「自分に合った健康情報を入手し活用する力」を高めることが、健康の維持増進への第一歩です。
<がんに関する情報>
がん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン | 厚生労働省


