このたび当センターでは、だ液中の代謝物を測定・解析することで、部位別にがんのリスクを評価する新しい検査を導入しました。
だ液には、血液や尿と同じように体の中の状態を表す多くの情報が含まれています。
特にがん細胞は、発生し増殖すると、栄養や酸素を求めて血液中に浸潤していきます。浸潤したがん細胞の代謝物の一部は、血液からだ液腺を通ってだ液中に分泌されますが、この物質を測定・解析し、AI(人工知能)を活用してがんのリスクを評価するのがこの検査です。
ステージ0やステージ1の小さながんでも発見できる可能性があり、1度に複数のがんの疑いを検知することも可能です。だ液を少量採取するだけの簡単な検査なので、早期発見につなげるためにも是非ご利用ください。
【受付時間】 8:30~11:30、13:00~15:00
(月曜日~金曜日)
【 料 金 】 13,000円
(1日目の検査予約後にお支払いいただきます。)
【検査の流れ】この検査は3回に分けての来院が必要です。
1日目 検査前説明と検査予約(採取日の設定)
2日目 検査(だ液の採取)
3日目 結果報告
※2日目・3日目は火曜午前の板倉医師の外来になります。
大切な注意事項
検査の2日前から、気を付けていただきたい事項がありますので、こちらを必ずご確認ください。
がんになったことがある方は、リスク値が高く出る可能性があります。原則、治療を終えて術後半年以上経過した方にお受けいただける検査です。
シェーグレン症候群など唾液量に影響のある方、炎症性疾患の方、妊娠中の方は結果が正確に出ない可能性があります。