最終更新日:2026年9月1日

9月に入ってもなお厳しい残暑が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?「なんだか体がだるい」「疲れが抜けない」と感じている方も多いかもしれませんが、実は夏の疲れが蓄積しやすいこの時期、体だけでなく「目」にも大きな負担がかかっています。
強い紫外線や冷房による乾燥、そして暑さによる睡眠不足などは、知らず知らずのうちに目に負担をかけています。そんな状態で日常的にスマートフォンで調べ物をしたり、動画を楽しんだりしていると、「スマホ老眼」と呼ばれる症状を引き起こしてしまうかもしれません。そこで今回は、目の健康を守るために今すぐ始められるスマホ老眼の予防方法について詳しくご紹介します。
スマホ老眼とは?

日常生活でかかせないスマートフォン。調べもの、SNS、動画視聴、ゲームなど気が付けば何時間もスマートフォンを見続けている事がありますよね。スマホ老眼とは、スマートフォンやパソコンなどの情報機器を長時間使用することで、一時的にピントが合いにくくなったり、目が疲れる状態のことです。その他にも、文字がぼやける、目が乾くといった症状が起こることがあります。
本来の老眼は40歳頃から加齢によって起こりますが、スマホ老眼は10代、20代でも起こる事があります。正式な病名ではありませんが、眼精疲労や機能調節機能の低下によって起こり、近年よく使われるようになった言葉です。しかし、本来の加齢による老眼とは異なり、スマホ老眼は生活習慣を改善することで回復することもあります。
スマホ老眼になる原因

私たちはスマートフォンを見る時、30センチほどの近い距離で画面を見続けています。その時に、目の中にある「毛様体筋(もうようたいきん)」という筋肉が、水晶体の厚さを調節して近くにピントを合わせています。しかし、近くを見続けると、この筋肉が緊張したままになり、遠くを見る時にすぐにピントを合わせられなくなります。また、スマホを長時間見続けることでまばたきが減り、目が乾くことでドライアイになるといった症状を悪化させる原因になります。
スマホ老眼の予防方法
ブルーライトから目を守る

スマートフォンを使用する場合は、あまり目を近づけず、30センチ以上は離すようにしましょう。
「20分:20秒:20フィート」の法則

20分間スマートフォンを見たら、20秒間、20フィート(約6メートル)以上の遠くぼんやり見て目を休めましょう。
まばたきの回数を意識的に増やす

スマートフォンなど画面に集中しているとまばたきの回数が減りやすいです。意識的にまばたきをすることで、ドライアイによる疲れや痛みの軽減につながります。
また、遠くをボーっと見ながら、まぶたを閉じたり、開けたり、普段の10倍くらいゆっくりまばたきすることで、さらに目の潤いを保つことが出来ます。
まとめ

スマホ老眼は、スマートフォンなどを長時間使用することで起こる目の疲労による症状で、年齢関係なく誰にでも起こる可能性があります。しかし、多くの場合は使用方法を見直し、目を休ませることで改善が期待できます。
これからは意識して目を休ませ、目の健康を守っていきましょう。
1.深作秀春(2023年12月20日)『100年視力』サンマーク出版
2.公益財団法人日本眼科医会「パソコンと目」『目についての健康情報』(2026年7月10日アクセス)https://www.gankaikai.or.jp/health/

