最終更新日:2023年12月5日
だんだんと春らしくなり、暖かい日も増えてきましたが、体の調子はいかがですか?春は新しい職場や新しい仲間、引越など「変化」の多い季節です。また寒暖差の激しい季節でもあります。汗ばむほどの暖かさの日があったかと思うと、真冬のように冷たい風が吹く日も。
そういった気温高低差に伴う体温調節や新しい環境での心の疲労など、いきなりの変化に順応することができず、体と心にストレスを与えてしまいメンタル面を支える自律神経も乱れがちになってしまいます。
過剰なストレスは心身の健康に悪影響を及ぼしかねません。気づかぬうちに、ストレスが強くなっていることもありますので注意が必要です。

自律神経の役割とは?

自律神経とは、自分の意思とは関係なく無意識のうちに働いている神経のことを指します。私たちが今こうして生きていられるのも、自律神経が関わっているのです。自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は、活動時間である朝から昼間にかけて働き、副交感神経は、リラックスしているときや夜に働きます。この2つの神経が体の中で適度なバランスをとりながら働いています。このバランスが何かの原因で崩れると、体や心の不調として表れます。私たちの健康状態は、自律神経の働きで決まっているといっても過言ではありません。
春に起こりやすい心身の不調

寒暖差や環境の変化によるストレスで自律神経が乱れると、心と体の両方に不調が現れます。
【体の不調】頭痛、手足の冷え、疲労感、便秘、下痢、めまい、立ちくらみ、動悸、食欲不振、肩こりなど
【心の不調】うつ、不安感、緊張、イライラ、不眠、倦怠感、やる気が起きない、物事に集中できないなど
心のバランスを整えるには
1.生活のリズムを整える

「起きる時間」「寝る時間」「朝昼夕の食事の時間」、これらの時間を毎日なるべく同じ時間になるように心がけましょう。ただし、無理はせず、自分に合ったリズムを刻みましょう。
食事は1日3食を守ることが大切です。特に朝食は、寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるのに大きな役割を果たすので欠かさないようにしましょう。
2.栄養バランスのよい食事をとる

ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果実が不足しないよう心がけましょう。中でも、旬のものは栄養も豊かで、食べる楽しみも大きく膨らみます。ビタミンB群を含む豚肉やレバー、イワシ、そして、ビタミンCを含むキウイ、アセロラ、イチゴ、オレンジやレモンなどの柑橘類も自律神経を整えることに適しています。
3.ゆっくり長くできる運動をする

自律神経を安定させるために取り入れたい運動は、ウォーキングや軽めのランニング、水泳など、ゆっくり長くできるものです。なかでも水泳は自律神経の働きによい刺激を与えてくれます。体温より低い水の中でゆっくり体を動かすと、体の代謝がじわじわと上がっていきます。クロールや平泳ぎを何キロも泳ぐ必要はありません。水の中をゆっくり歩くだけでも効果があります。
めまいや頭痛が出やすい人は、ストレッチや筋トレで首回りの筋肉をつけて、血流を促すとよいでしょう。また、体が緊張していることもあるので、ヨガのように背筋が伸び体の力が抜け、精神的にも整うような運動をするのもオススメです。
4.休養をとる

知らないうちに心が疲れてしまいがちな春は、何もしない時間をつくることも必要です。休日には何もしない、のんびりした時間も必要です。プライベートも忙しくし過ぎないように気をつけましょう。音楽を聴いたり、散歩をしたり、自分なりのリラックス法で休日を過ごしましょう。
5.体温調節をしっかりと

暑さや寒さもストレスになります。気候が不安定な春には、「薄物の重ね着」を心がけ、暑さ・寒さを感じたら、すぐに脱ぎ着できるように備えておきましょう。
春は、陽気なイメージの一方で、メンタルが大きく乱れがちな季節。
自分でも気づかないうちに、気温や環境の変化でストレスを感じてしまっているかもしれません。
新たな季節を明るい気持ちで過ごせるよう、たっぷりの睡眠と栄養で、心と体を労わってあげてくださいね。
参考文献
忙しいビジネスパーソンのための自律神経整え方BOOK:原田賢、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2018
自律神経を整える本:ムック編集部、枻出版社、2016

