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いよいよ本格的な夏の到来。
皆さま、いかがお過ごしですか?

 

気温が上がるこの季節、家族や友人とプールに出かけることもあるかと思います。そこで今回は、プールの水を介して感染する、この時期に注意したい感染症の一つ。プール熱についてお伝えします。

 

プール熱

プール熱とは・・・

プール熱の正式名称は、「咽頭結膜炎」。塩素殺菌が十分でないプールの水から感染するため、「プール熱」と呼ばれるようになりました。

プール熱の原因

プール熱には原因となるウイルス(アデノウイルス2・3・4・7、とくに3型)に感染したことによっておこります。プールの水を介しての感染するだけではなく、手指やタオルを介した接触感染も起こります。

プールに行った5~7日後に発熱!?

プール熱には、感染から5~7日後に急激に症状が表れるという特徴があります。

症状は、急激な咽頭痛、目の痛み、高熱が特徴!

主症状は咽頭痛、結膜炎、発熱です。また、他にもリンパの腫れや鼻炎症状が表れることもあります。乳児では嘔吐、下痢といった消化器症状を示すこともあります。発熱は高熱のことが多く4日前後持続し、のどや目の症状は1週間前後で改善していきます。

プール熱を防ぐには・・・

予防には、こまめな手洗いを!

ウイルスのついた手で、目や鼻や口を触ると感染します。日ごろからの手洗いはもちろんですが、プールの後にも必ず手洗いやうがいをして、ウイルスを洗い流すのが予防の第一歩です。

もしも家族が感染したら…?

1.感染力が強いため、タオルの共有はやめましょう。

 

2.アデノウイルスは石鹸のような脂質に作用する種類の消毒は効きにくく、ハイターなどの次亜塩素酸系の消毒薬が有効です。手すりやドアノブなどは次亜塩素酸系の消毒薬で消毒しましょう。

 

3.排泄物や胃酸などにもウイルスが含まれている事があるため、嘔吐物の処理や排泄後のトイレを清掃する際は、マスクと手袋を必ず着用しましょう。

 

以上プール熱についてお話しましたが、プール熱はプールに入ったからといって、必ず感染するわけではありません。感染しないことが一番ですが、万が一感染してしまった場合は早めの対処を心掛けましょう。

 

 

参考文献:小児学 南山堂、病気の説明と小児の診療 大塚親哉 他
     日本医師会雑誌 第141巻特別号(1)
     小児・思春期診療最新マニュアル 五十嵐陸他

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