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最終更新日:2024年4月4日

キャンプやBBQなど屋外イベントが多い夏は、熱中症と食中毒にご注意を!

みなさん、今年の夏はキャンプやバーベキューなど、屋外で飲食をするレジャーを楽しむ方も多いのではないでしょうか?外でのレジャーはケガや熱中症などに注意が必要ですが、食品を扱う場合は食中毒にも注意してください。湿気の多い梅雨から気温が高くなる夏の時期は、他の季節に比べても特に細菌が繁殖しやすいため、食中毒を起こしやすくなります。

今回は安全で楽しい夏を過ごしていただくために、食中毒予防の基本3原則をご紹介します。

食中毒予防の基本3原則

食中毒はその原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって感染する消化器異常で、感染症の一種です。症状としては腹痛、下痢、嘔吐、発熱などが挙げられます。食中毒を予防するには、細菌やウイルスが体内に入らないようにすることが大切です。基本的な予防方法をきちんと守れば細菌やウイルスの侵入を防ぐことができるため、これから紹介する3原則を覚えていただき、日々心がけることで食中毒を予防しましょう。

 

食中毒予防の3原則

其の1:細菌を食べ物に「付けない」

其の2:食べ物に付着した細菌を「増やさない」

其の3:食べ物や調理器具に付着した細菌を「やっつける」

其の1「付けない」(清潔な手と器具で調理) 

・正しく手洗いを

調理前や食べる前にはしっかり手を洗いましょう。爪の間、手首などまでしっかりと洗うことを心がけください。

 

・ドリップ漏れを防止

肉や魚からはドリップと呼ばれる汁が流れ出ることがあります。ドリップは水分が多いため細菌が繁殖しやすいだけでなく、冷蔵庫の中などで漏れると他の食材に細菌を広げるリスクも高くなります。食材の保存時には、必要に応じてポリ袋に入れるなどの対策が必要です!

 

・食材はよく洗う

魚や野菜、果物は表面に汚れや細菌などが付いている可能性があるため、調理前の水洗いがおすすめです。

其の2「増やさない」(食品の保管方法)

細菌は時間とともに増殖し、温かいところ(常温)に置くと食中毒菌が急激に増えることがあります。

 

・食材は涼しい場所での保管を

クーラーボックスに入れ、保冷剤でしっかり冷やしてください。また、クーラーボックスは使用後にしっかりと中を洗い、清潔にして保管しておきましょう。

 

・小分けにして保存する

生肉や生魚はそれぞれ別のビニール袋に入れ、他の食品とつかないようにしましょう。

 

・テイクアウト料理の常温保管は要注意

近年、料理のテイクアウトを利用する人が増えています。皿の下に保冷剤を置くなどの対策をとり、早めに食べるようにしましょう。

其の3「やっつける」(調理時)

・生肉は中心まで十分に加熱する

生や加熱不十分なものは重篤な食中毒が発生する危険性があります。食中毒の原因となる細菌の多くは75℃で1分間以上の加熱で死滅します。厚い肉などを調理する際は目視だけではなく、中心まで火が通っているか竹串等で確認しましょう。また、焼く時はトングを使い、焼けた食材を取り上げるときは箸を使うなど使い分けを意識しましょう!

 

・器具は清潔に

加熱食品と非加熱食品で、別々のまな板で使い分けましょう。また、使用後はまな板を綺麗に洗い、よく乾かして保管してください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

キャンプやバーベキューなどのアウトドアレジャーだけではなく、日常の調理でも食品の扱い方を間違えると食中毒を引き起こしやすくなります。食中毒予防のポイントを日々心掛け、家族や友人と楽しい夏をお過ごしください♪

 

※冬の食中毒予防のポイントはコチラ

 

参考文献

日本放送協会HP 食中毒増加シーズンに 何に気をつける? NHK解説委員室

厚生労働省HP 食中毒について

農林水産省HP 食中毒予防3原則

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