最終更新日:2024年5月13日
皆様、こんにちは。
若葉が輝く季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、季節の変わり目に起こりやすい「五月病」について、かかりやすいタイプや予防法などについてご紹介いたします。
五月病とは
仕事や学校、転居などで環境が変わることが引き金となり、5月の連休明け頃から、気分が落ち込む、疲れやすい、仕事や勉強、家事などに集中できない、眠れないといった状態に陥ることを言います。
かかりやすいタイプ
真面目な人
責任感がある人
忍耐力がある人
内向的な人
予防法
・毎日の生活習慣を整える。
・バランスの良い食事を摂る。
・質の良い睡眠をとる。
・適度な運動習慣をつくる。
・ゆっくりお風呂に入る。
・ぼんやりと窓の外を眺める。
・深呼吸をする。
・軽くストレッチをする。
・友人や先輩などに話を聞いてもらう。
・趣味に没頭したり、旅行に出かけたりして気分転換を図る。
こころの不調が続く場合は専門医に相談を
ただし、以上のような、「五月病」対策を行っても、心身の不調が取れない状態が続く場合は、うつ病の可能性があります。やる気が出なくなるだけでなく、趣味などに興味・関心がなくなった場合は要注意です。
次のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続く場合は、専門医(精神科、心療内科等)に相談することをお勧めします。
1. 悲しく憂うつな気分が一日中続く。
2. これまで好きだったことに興味がわかない、何をしても楽しくない。
3. 食欲が減るあるいは増す。
4. 眠れないあるいは寝すぎる。
5. イライラする、怒りっぽくなる。
6. 疲れやすく何もやる気になれない。
7. 自分に価値がないように思える。
8. 集中力がなくなる、物事が決断できない。
9. 死にたい、消えてしまいたい、いなければよかったと思う。
※うつ病は、日本人の約15人に1人が一生のうちにかかると言われる誰にでも起こりうる可能性のある病気です。思い当たる方は、早めの受診をお勧めします。
参考:厚生労働省「こころの耳」「みんなのメンタルヘルス」