最終更新日:2024年2月8日

みなさん、こんにちは。
寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
みなさんの体内には酸化力の強い「活性酸素」があり、増えすぎると鉄がサビるように身体の細胞を傷つけます。また、老化や動脈硬化、がんなどの原因になります。活性酸素が増える原因として食べすぎや飲酒、たばこ、ストレス、紫外線、過度な運動などが挙げられます。
身体をサビさせないため、日頃からバランスのとれた食事や適度な運動習慣、十分な睡眠によって活性酸素を増やさないことが重要です。また、活性酸素を抑える抗酸化作用のある栄養素の摂取も大切です。
抗酸化作用のある栄養素
抗酸化ビタミン

抗酸化作用のある代表的な栄養素として「ビタミンACE(エース)」があります。
ビタミンA
ビタミンAは皮膚や目の健康に欠かせない栄養素で、「レチノール」と「β-カロテン」があります。今回特に注目していただきたいのは抗酸化作用のある「β-カロテン」です。トマトやホウレンソウ・ピーマン・ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれます。
ビタミンC
ビタミンCを多く含む食品はパプリカやブロッコリー・じゃがいも・キウイ・柑橘類・イチゴ・柿などです。熱に弱く水溶性であるため、生で食べることがおすすめです。
ビタミンE
ビタミンEは油に溶けやすい性質があるため、油を使うと体内に吸収されやすくなります。ビタミンEを多く含む食品は種実類(ごま・アーモンド・ピーナッツなど)やかぼちゃ・アボカド・うなぎなどです。
ポリフェノール

ポリフェノールは野菜の色素や苦味、渋味の成分となる化合物の総称で、ほとんどの野菜の葉や茎に含まれています。ポリフェノールは種類によって様々な効果があります。今回は代表的なポリフェノールをご紹介します。
カテキン
抗酸化作用以外にも血圧上昇抑制や殺菌作用などが期待できます。緑茶に最も多く、ほうじ茶や紅茶、ウーロン茶にも含まれます。
ケルセチン
血液をサラサラにする効果があります。玉ねぎやアスパラガス、レタスなどに含まれます。
アントシアニン
血行を改善し、疲れ目の予防と改善が期待できます。プルーンやブルーベリー、柿などに含まれます。
いかがでしょうか?
ぜひ、抗酸化作用のある栄養素を摂ってサビない身体を作りましょう。
おすすめレシピ
当センターの管理栄養士が考えた健康レシピの中から、おすすめの料理をご紹介します。

参考文献
・栄養の教科書 監修 中嶋洋子
・世界一やさしい!栄養素図鑑 監修 牧野直子
・クスリごはん老けない食材とレシピ 監修 白澤卓二

