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皆さん、こんにちは!新しい生命が芽生える季節がやってきました。この時期は穏やかな気候で過ごしやすく感じる一方、体内のバランスを調整する自律神経が不安定になりやすく、ちょっとしたことで体調を崩してしまいがちです。

 

そこで今回は、そんな季節の体調管理に役立つ、春野菜をご紹介します。春野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、疲労回復に効果的。春先に多い皮膚や粘膜のトラブルの解消、便秘予防にも役立ちます。積極的に食べて、体調管理を万全にしましょう。

春野菜の特徴

春に出回る山菜類や芽ものは、アクや苦味などクセのある味が特徴です。

 

苦味・・・「植物性アルカロイド」という成分が元になっており、老廃物を体の外に出してくれる解毒作用の働きや、新陳代謝を促す働きがあります。
香り・・・ 春野菜の主な香り成分である「テルペン類」には、血行促進や抗酸化作用があります。

代表的な春野菜

菜の花 旬:2~4月

きれいな緑色と黄色の花で食卓に春を演出し、春の訪れを感じさせてくれる野菜の1つです。独特のほろ苦さと香りが特徴で、春野菜の中でもビタミン、ミネラルが群をぬいて豊富です。特に、ビタミンCの含有量はトップクラスで、ほうれん草の約4倍含まれています。ビタミンB群、鉄、食物繊維なども多く含み、皮膚や粘膜の抵抗力を高めて風邪や感染症の予防、便秘予防に効果的です。

 

菜の花

あしたば 旬:2~5月

あしたばのねばり成分「カルコン」「クマリン」。抗酸化作用が強く、血栓予防やがん予防に効果があります。特に「カルコン」は、あしたば特有の成分で胃酸の分泌を抑えたり、便通を改善します。カリウム、ビタミンC、カロテンも豊富で美容や滋養強壮に役立ちます。

ふきのとう 旬:2~5月

ふきのとうは、ふきの花穂のことでカロテンやビタミンB1、B2が含まれています。特有のほろ苦さは、カリウムとポリフェノール化合物のクロロゲン酸によるものです。昔から、苦味と芳香には痰を取り、消化を助ける作用があると言われています。

 

ふきのとう

わらび 旬:2~4月

β-カロテンやビタミンB2、ビタミンC、カリウム、食物繊維を多く含み、がん予防や老化防止に効果的です。カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排泄し、高血圧を防ぐ作用があります。食物繊維は、腸の働きを活発にし、便秘の改善に効果的です。また、乾燥させたわらびはβ-カロテン、カリウム、食物繊維の含有量が生に比べ約10倍です。わらびはアクが強いため、必ずアク抜きをして調理をしてください。

うど 旬:3~5月

アクの成分であるポリフェノールには、体内脂肪の酸化を防ぎ、細胞のがん化を予防する効果があります。香りの成分には、発汗作用、利尿作用もあります。

新たまねぎ 旬:3~4月

注目成分は「硫化アリル」。ツンとしたにおいのもとの成分で、血液サラサラ効果、血栓やがん予防にも効果的です。また、ビタミンB1の吸収を高め、新陳代謝を促進し、疲労回復、発汗、食欲増進効果が期待できます。硫化アリルは、生の方が加熱したものより効力が強いですが、水にさらすと流れ出てしまうので、さっと洗うようにしましょう。

 

 

*苦味や甘味、独特の香りを持つ春野菜が出回り始めると、気持ちもいよいよ春。
たっぷりとって春野菜の元気をいただきましょう。

 

 

参考文献
1.お母さんこれ作って!わくわく野菜料理〈春夏編〉/農山村文化協会
2.デトックス・べジ辞典/主婦の友社
3.食材小事典 旬を食べる12か月/社団法人 家の光協会
4.体にいい栄養と食べ物辞典/主婦の友社

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