最終更新日:令和5年12月20日
知っていますか?話題の”SDGs”

「SDGs」をご存じですか?「SDGs」(エスディージーズ)とは、Sustainable Development Goals の略語で、国際社会全体が取り組むべき“持続可能な開発目標”のことを指します。2015年の国連サミットにおいて、17の目標とそれに紐づく169のターゲットが採択され、2030年までにこれらを達成することを目指しています。2020年からは、取り組みスピードを速めて規模を拡大するための「行動の10年(Decade of Action)」がスタートしています。
現代は、生産性が高まったことにより物にあふれている国が多くありますが、そんな生産性も永続的に続くとは限りません。このまま物を作り続ければ資源はいつか枯渇してしまうかもしれません。SDGsの冒頭のSustainable(サステナブル)は「持続可能な」という意味で、地球や社会の環境が将来にわたって維持されることを指しています。
増え続ける食品ロス
SDGsの中でも大きく取り上げられているのは食品ロスです。食品ロスとは、本来食べられるのにも関わらず廃棄されてしまう食品のこと。SDGsではターゲット「12-3」として、2030年までに、お店や消費者のところで捨てられる食料(1人当たりの量)を半分に減らすことを掲げています。食品ロスを日本国民一人当たりに換算すると、毎日”お茶碗約1杯分(約124g)の食べもの”が捨てられている計算になります。もったいないと思いませんか?

食品ロスの原因

食品ロスは、食品関連事業者だけでなく家庭からも多く発生していることが報告されています。消費者庁が平成29年に実施した実証事業の結果では、まだ食べられるのに捨てた理由として、①食べ残し57%、②傷んでいた23%、③期限切れ11%(賞味期限切れ6%、消費期限切れ5%)の順で多いことが分かっています。企業やお店だけでなく、私たち一人ひとりが日常生活の中で食品ロス削減に取り組むことがとても大切です。
今日から取り組もう
食品ロスを減らすことは、 実はそんなに難しいことではありません。日常生活のちょっとした配慮で食品ロスは減らすことができます。そこで、今日から実践できるポイントをご紹介します。
買物時の工夫
出かける前に冷蔵庫や食品庫の中身を確認する

買物をした後に、冷蔵庫に同じ食材があったことに気づき食材を余らせてしまうことはありませんか?無駄をなくすためにも、買い物の前に冷蔵庫や食品庫にある食材を確認するようにしましょう。買物前のちょっとした時間に、冷蔵庫内を携帯電話のカメラ機能で撮影しておくこともよいでしょう。
すぐに食べるなら「手前どり」
「手前どり」とは、購入後にすぐ食べるものであれば商品棚の手前にある商品や販売期限の迫った商品を積極的に選ぶことです。期限が短かったり、切れてしまうとお店で返品や廃棄をしてしまうため、お店での食品ロスが発生してしまいます。
必要な分だけ買って食べきる
お得なまとめ買いをしたものの、結局使い切れずに期限が過ぎてしまう…なんてことありませんか。必要な時、必要な分だけ買ったほうがお得な場合もありますし、環境にも優しいのです。
<調理、食事での工夫>
捨てずに済むよう適切に保存する
<野菜の保存方法>

基本的に野菜は乾燥が大敵です。新聞紙やラップ、水分を含んだキッチンペーパーで包み、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。しかし、なかにはいも類など低温を嫌うものもあるので注意しましょう。
<肉や魚の保存方法>
購入してきたらパックから取り出し、1回分の小分けにしてから冷蔵または冷凍で保存しましょう。どうしてもパックのまま保存しがちですが、肉や魚から出たドリップ(液体)にはたんぱく質や旨み成分が含まれておりそれが臭みの原因になります。また、食中毒の原因となる微生物も含まれている恐れがあるため注意が必要です。ラップと保存袋を上手に使い空気に触れないよう密閉して保存するのがポイントです。
もったいない「過剰除去」を減らそう!
ニンジンやゴボウなど、剥かなくても食べられる野菜の皮を剥いてしまったり、分厚く剥いたりすることを「過剰除去」といいます。いつもの習慣を見直したり、ヘタをできるだけギリギリのところで切り落としたりすることが、食品ロスの削減に繋がります。
大根は葉の部分を捨ててしまいがちですが栄養価が高く、お浸しや炒め物、みそ汁に入れて捨てずに活用することがおすすめです。厚生連のHPでも健康レシピを多数掲載していますのでぜひご覧ください。(健康レシピはコチラ)

冷蔵庫の中身を使い切る日を作る
冷蔵庫の中に“早く使ったほうがいい食品”のゾーンを作ったり、1週間に1日は食品を使い切る日を設けたりするなど、計画的に使い切る工夫をしましょう。また、作りすぎて残った料理はリメイクレシピなどで工夫してみましょう。

いかがでしたか?今回は食品ロスに焦点を当てたお話をしましたが、SDGsの取り組みにはさまざまなアプローチがあり、国や自治体、企業などの取り組みだけでなく、エコバッグやマイボトルの利用など、私たち一人ひとりにできることもたくさんあります。SDGsを「知っている」だけの人と「取り組んでいる」人とでは、その貢献度は大きく異なります。目指すゴールまで残り9年!一人ひとりの取り組みが明るい未来につながると信じて、私たちもできることから取り組んでいきましょう!
参考文献
・国際連合広報センター
・消費者庁 食品ロスについて知る・学ぶ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/…
・公益財団法人日本ユニセフ協会 SDGs CLUB
https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs
・環境省 食品ロスを減らすために私たちにできること
https://www.env.go.jp/recycle/food/shiryou.pdf
・政府広報オンライン もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう
https://www.gov-online.go.jp/index.html

