最終更新日:2026年4月1日
2026年4月からブロッコリーが指定野菜に追加されます!
食卓の彩りに欠かせないブロッコリーが、新たに「指定野菜」に加わります。消費量の増加や栄養価の高さが評価され今回の追加に繋がり、日常的に取り入れやすい野菜としてその重要性が認められ注目が集まっています。みなさんは「指定野菜」という言葉を聞いたことはありますか?実は私たちの食生活を安定的に支えるための制度です。今回は指定野菜とは何か、新たに追加されるブロッコリーの魅力についてご紹介します。
指定野菜とは?

指定野菜とは、消費量が多く国民の食生活にとって特に重要とされる野菜として、農林水産省が法律に基づいて安定供給を支援している野菜のことです。野菜は天候の影響を受けやすい食品で、猛暑や台風などによって収穫量が減ると、価格が大きく変動することがあります。指定野菜制度は、そういったリスクがあってもできるだけ安定して市場に流通するよう支える仕組みです。私たちが一年を通して安定して野菜を購入できる背景には、このような制度の存在があります。
※指定野菜15品:キャベツ、きゅうり、さといも、だいこん、トマト、なす、にんじん、ねぎ、白菜、ピーマン、レタス、玉ねぎ、ジャガイモ、ほうれん草、ブロッコリー
指定野菜に加わると、国が生産や出荷を計画的に管理する対象になるため、価格と供給が安定しやすくなるというメリットがあります。
なぜブロッコリーが追加されたのか?

ブロッコリーは近年家庭での消費量が増えている野菜のひとつで、他の野菜の生産量は過去10年横ばいか減少しているのに対し、ブロッコリーは生産量が増えています。また調理のしやすさや冷凍保存の利便性、そして栄養価の高さから日常の食卓に欠かせない存在となっています。このようにブロッコリーは「国民の食卓に欠かせない野菜」として地位を確立したため、指定野菜に仲間入りすることになりました。
ブロッコリーの栄養
ブロッコリーには、体づくりを支える栄養素が豊富に含まれています。
・ビタミンC
ブロッコリーに豊富に含まれており、なんとピーマンやレモンを上回るほど!動脈硬化予防や美肌効果も期待できます。※VC含有量(100gあたり):ブロッコリー140mg、ピーマン76mg、レモン100mg
・葉酸
細胞の生産を助ける栄養素で、成長期や妊娠期にも大切です。
・カリウム
腎臓でナトリウムの再吸収を抑制し、尿中への排出を促してくれます。高血圧予防・改善に効果的です。
※腎機能低下でカリウムの摂取制限のある方は、主治医に相談しましょう。
さらに、鮮やかな緑色は料理に彩りを添え食欲を高める効果も期待できます。栄養面だけでなく、見た目からも食卓を豊かにしてくれる野菜です。
毎日の食卓に取り入れるコツ

ブロッコリーは、茹でる・蒸す・炒めるなど調理法の幅が広くさまざまな料理に活用できます。時間のある時に茹でて冷凍保存することで、忙しい日にもすぐに使うことができて、いつもの料理に少し足すだけで野菜摂取量を増やすことができます。ブロッコリーは、ビタミンCや葉酸、カリウム、食物繊維などを豊富に含む栄養価の高い野菜です。ビタミンCやカリウムは水に溶けやすい性質があるため、ゆで過ぎず、蒸す・電子レンジ加熱を活用することで効率よく摂取することができます。指定野菜として安定供給が支えられるブロッコリーを、日々の食卓に無理なく取り入れてみてはいかがでしょうか。
ブロッコリーの活用例
サラダのトッピング
スープや味噌汁の具材
お弁当の彩りとして
小分け冷凍保存
簡単レシピ
ブロッコリーを使用した当センターの管理栄養士考案の簡単レシピをご紹介します。カニの缶詰と合わせた「ブロッコリーのカニあんかけ」と抗酸化ビタミンが含まれた「ブロッコリーとチーズのサラダ」です。管理栄養士からのコメントも載っていますのでぜひご覧ください。
まとめ
指定野菜は、国が安定供給を支える私たちの食生活で重要な野菜です。そして2026年4月から、ブロッコリーが新たに加わりました。栄養豊富で使いやすく、彩りもよいブロッコリーが制度の面からも支えられる存在となった今、改めてその栄養素や魅力について見直してみてください。
参考文献
・農林水産省 ブロッコリーの指定野菜への追加および令和11年度ブロッコリーの需要及び供給の見通しの作成方針について(2026年3月4日アクセス)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/attach/pdf/index-151.pdf
・農畜産業振興機構 ブロッコリーの指定野菜への追加について
https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/wadai/2510_wadai1.html


