皆さんこんにちは。
春らしい陽ざしを感じるこの頃、皆様いかがお過ごしですか?
暖かくなると体を動かして運動不足を解消したいという方もいると思います。
硬くなった体で肩こりや腰痛などの体の不調にお悩みではありませんか?
今回は自宅でできるストレッチポール体操についてご紹介していきたいと思います。
1. ストレッチポールとは
普段私達が生活するうえで前かがみ姿勢になり長時間同じ姿勢でいることがあると思います。
同じような姿勢を取り続けていると筋肉は凝り固まり、その筋肉に引っ張られるように骨格も歪んでしまいます。
これをリセットできるのがストレッチポールです。
ストレッチポールは、円柱状の丸太のような形をしており、適度な反発力を持つ素材でできています。
この上に身体や足を乗せて使用します。
身体に合わせた大きさを選ぶのがベストですが、長さはだいたい1メートルくらいです。
2. ストレッチポールの効果とは
①筋肉が緩む、日常生活で起こる筋肉の緊張を和らげる
私達は、何かの作業に集中するとついつい前傾姿勢に陥ってしまいます。この前傾姿勢を続けると体の全面の筋肉が緊張し固まってしまいます。これは、自然な状況とは言えず常に体に力が入ってしまっています。しかし、ストレッチポールを行うことで緊張しやすい筋肉が緩み自然とストレッチを行うことができます。
②骨格が整う、骨格を本来の正しい位置にリセットできる
背骨はS字カーブを描くことで体全体を無理なく支えています。しかし、日常生活での前かがみ姿勢や足を組むなどの癖によってS字カーブが崩れてしまいます。ストレッチポールを行うことで丸まっている背骨は適度なカーブに戻り骨格は適切な角度に整っていきます。
③呼吸が深くなる、ろっ骨を広げ十分に酸素を取り込める
前傾姿勢は、ろっ骨周りを動きにくくします。すると肺が空気を取り込みにくくなり呼吸が浅くなってしまいます。浅い呼吸は酸素が全身に行き渡ることを妨ぎ、血流の減少、疲労増大などの様々な問題を引き起こしやすくなります。ストレッチポールを行うと背骨のみで体を支えることになり、ろっ骨が開きやすくなります。その状態で深呼吸することでより大きな呼吸をすることができ、体に沢山の酸素を取り込むことができるようになります。
④副交感神経が優位になりリラックス効果を得られる
筋肉を緩め呼吸をしやすくする動きをすることで、副交感神経が優位になりやすく体がリラックスモードになります。
3.乗り方・基本姿勢・降り方
・乗り方
ポールに縫い目がある場合には、体に当たると少し痛いので床側にします。次に、ポールの端にファスナーがついている側をお尻のほうに置き、ポールの端に座ります。床に手をつきながらゆっくり仰向けになり頭からお尻がすべてポールの上に乗るように位置を調節していきます。
・基本姿勢
足は肩幅程度に開き膝は90度に曲げます。両手は肩に緊張感や突っ張り感がないような位置まで広げます。肘は床につけ手のひらは天井に向けます。
・降り方
左右どちらでもいいので降りやすいほうにお尻をおろし滑るようにポールから降ります。
4.セルフモニタリングをして変化を見てみよう!!
エクササイズを始める前に現在の体の状態を確認しましょう。
~方法~
床に仰向けになります。肩や背中が床についているか感じてみてください。エクササイズの前後で行うと体の変化がわかります。本来、仰向けに寝ると重力によって肩や背中は床についているのが通常です。
今回は自宅でできるストレッチポール体操について紹介させていただきました。
自宅にストレッチポールがない方はタオルを3,4枚重ねて筒状にし丸めることで代用できます。
人間ドックで行っている健康教室で、ストレッチポールの教室を行っていますので人間ドックを受診した際は是非お立ち寄りください。
参考文献
公式ストレッチポールBOOK JCCA日本コアコンディショニング協会監修
コアコンディショニング ストレッチポールでカラダ革命